勝てるプレゼンテーション5つの極意。最重要は「ゴールデンサークル」
勝てるプレゼンテーションを身につける方法をお伝えします。
僕自身、30歳になるまでプレゼン経験がありませんでしたが、プレゼンの極意を意識して練習することで、商談でプレゼンに持ち込めば競合他社にはほぼ負けないレベルまで持っていく事ができました。
感覚値ですが7割位は勝てていると思います。
最終的には業界団体の会合で100人を前にプレゼン出来るレベルまで上達しました。
転職後も僕よりプレゼンが上手な人にはまだ出会っていません。
練習し始めた頃は、全く才能ないと言われた僕でも勝てるプレゼンが出来るようになったので、練習すれば誰でも出来るようになると思います。
今回ご紹介する5つの極意を意識して練習を重ねてみて下さい。
【プレゼン5つの極意】
- 「ゴールデンサークル」を意識してプレゼン資料を作る
- アイスブレイクから話し始める
- 力強いトーンでハキハキと話す
- スライドは読まずに自分の言葉で話す
- 持ち時間を守る
極意➀ ゴールデンサークルを意識してプレゼン資料を作る
プレゼン手法を覚える前に、まず相手に伝える内容を考えた上で資料を作成することが大事です。
しょぼい内容を頑張って話しても、しょぼい内容がしっかり伝わるだけで勝つことは出来ません。
こだわって資料は作りましょう。
伝わる内容を考えるには、「ゴールデンサークル」のフレームワークが有効です。
ゴールデンサークルは、Appleがこの考え方に基づいて商品宣伝をしている事で一躍有名になりました。
※詳しくは、サイモン・シネックのTED動画をググってみて下さい
ゴールデンサークルは、WHY→HOW→WHATの順で相手に訴えかけ心を動かす手法です。
一般的な人や企業はこの逆で、いきなり商品紹介をしてしまうので、聞く側からすると押し売りに聞こえます。
ゴールデンサークルの例はこんな感じです。
➀WHY(ビジョン提示)
これまでのコンパクトファミリーカーの常識を大きく変えます。これからご紹介する製品で従来のの家族旅行の概念が変わるでしょう。
➁HOW(ビジョン実現の方法)
7人乗りを5人乗りシートへ変更することで、コンパクトながら広い居住性の実現に成功したのです。
➂WHAT(具体的製品)
その製品は〇〇です。<以降、商品紹介>
また、顧客の意識に影響を与えるには、相手を意識した伝え方が重要です。
そのため、主となるプレゼン相手(経営層・役職者・担当者)にあわせて内容は変えるべきです。
経営層相手ならば、細かい数字や手法は参考資料として最後のAppendixに入れる程度にし、プレゼン本題では方向性を強く示すべきです。
役職者相手は、経営層と基本同じ内容で良いですが、重要な数字は入れ込みます。
彼らには部門運営者として判断材料となる数字を見せなければなりません。
担当者相手は、細かい話を盛り込みます。
具体的に担当者が何をする事になるかイメージしてもらう必要があります。
極意➁ アイスブレイクから話し始める
プレゼン本題に入るまでにはアイスブレイクを一発入れましょう。
たまに、いきなり本題から入る人がいますが、本題が顧客の興味にバッチリ当てはまる場合を除き、心を動かすことは難しいと思います。
聞き手の立場から言うと、これから話す人の「人と成り」が分からなければ、話を従順に聞く姿勢をとれません。
超有名人なら事前情報がありますが、一般人は聞き手からすると「コイツ誰やねん」です。
まず自分を知ってもらうために、簡単に自己紹介で経歴を説明し、話の信ぴょう性を高めましょう。
その中で、趣味や家族の話を盛り込むことで親近感を持たせるのが良いです。
親近感を持たせるのが目的のため、爆笑をとる必要はありません。
そして、プレゼン内容に関連した業界ニュースなどに触れ、本題に入っていきます。
極意➂ 力強いトーンでハキハキと話す
営業トークも同じですが、自身無さげな話し方では相手に伝わりません。
力強いトーンで話しましょう。
ずっと力強いのも聞き手が疲れますので、強弱をつけましょう。
メリハリは大事です。
短文で言い切りながら話すことも重要です。
プレゼンターは、言いたい事がたくさんあり、つい長文で細かいところまで説明してしまいますが、聞き手の立場に立つと、ダラダラ話されるとどこが重要か分かりません。
歯切れよく話しましょう。
参考になる話し方は、若手政治家とか講演家です。
彼らはプレゼンに関してはプロ中のプロです。
YouTubeで繰り返し見て、自分でもトーンを真似してみましょう。
自民党のの小泉進次郎議員とか、炎のYouTuber講演家の鴨頭さんとかは凄く上手いのでオススメです。
極意④ スライドは読まずに自分の言葉で話す
ただスライドを読むだけの朗読プレゼンターをよく見かけますが、開始3分で寝てしまいますね。
スライド資料を手に持って読むのは更に最悪です!
下を向いて話しても、相手に伝わる訳がありません。
こんなプレゼンは、わざわざ口頭説明せずとも資料を配れば終わります。
資料を手元に持つ場合は、スライドに書ききれない専門的な資料を参照する時に留めましょう。
プレゼンは、自分の考えを相手に訴えかけ、実際の行動に移してもらうことが目的です。
スライドは、グラフ、図、重要ポイントを説明する時にポインターで指し示す時に見るくらいで丁度良いです。
基本姿勢は前を向き、聞いている人達の目を見ましょう。
極意⑤ 持ち時間を守る
プレゼン慣れしている人でもやってしまいがちなのが「時間オーバー」です。
聞き手の反応が良い時ほど起こりがちです。
調子に乗って、つい多めに喋ってしまいます。
持ち時間を越えた瞬間から、聞き手は集中力が切れます。
あと何分で終わるのだろうという意識か芽生え、内容が入ってきません。
また、せっかく聞き手が納得していたのに、時間オーバーにより何となく後味が悪くなります。
スライドボリュームが多すぎるのが原因なことが多いです。
時間×70%の枚数を基準にすると良いでしょう。
また、本番前に持ち時間に収まるか予行練習をしましょう。
つい本番では、練習にない事を話してしまい時間オーバーしがちです。
基本アドリブは要りませんので、練習した一番伝わる話し方を本番では再現しましょう。
本番で話すぎてしまう事を想定して、練習時は持ち時間より短い時間で終わるよう練習するのも良いです。
まとめ
- 資料はゴールデンサークルに沿って作成する
- アイスブレイクで聞き手に聞く姿勢を作らせる
- 強弱を意識してハキハキと力強く話す
- スライドは読まず前を向いて話す
- 持ち時間は絶対厳守
ビジネスシーンにおいて、同じ資料を説明してもプレゼンターの技量次第で結果が変わる事はよくあります。
プレゼンが上手くなるには練習あるのみです。
スマホで話している自分を録画して、理想通り話できているか確認しましょう。
お役に立てば幸いです。