【元業界関係者が暴露】速い!安い!高品質!な名刺を作る方法
30台中盤営業マンのtabesughiです。
元印刷業界にいた私が、転職したことを良いことに、しがらみなく業界事情を暴露していきます。
今回は、「名刺」はどこで作るべきかをご説明します。
名刺を頼むべきはプロの印刷会社
名刺は色々なお店で頼むことができます。
身近なところでは、文房具屋さんやハンコ屋さん。
法人だと、印刷会社に頼む事が多いでしょう。
文房具屋さんやハンコ屋さんは、窓口だけで印刷自体は印刷会社へ丸投げしています。
一部、自社で印刷しているところも有りますが、専用プリンターではないので品質は低めです。
やはり、餅は餅屋、印刷は印刷会社に頼むのが間違いありません。
印刷会社であれば、大手企業と中小企業で差はありません。
名刺を印刷する機械は、プロ仕様のプリンターなので、品質の差が出る事はありません。
もちろん大手は高額なプリンターを保有していますが、その印刷品質の違いを見分けられるのは業界関係者だけでしょう。
ちなみに、プリンとショップ(Kinko'sとか)も印刷会社と同列で考えてOKです。
名刺印刷って、設備さえあれば誰でもできるので、凝った名刺でなければ、プリントショップと印刷会社で差はありません。
タイプ別のメリットとデメリット
印刷会社を大きく分類すると、営業マンに注文するタイプとネット通販タイプがあります。
営業マン経由で注文するタイプが伝統的で一般的ですが、最近はネット通販対応が台頭しています。
各タイプのメリットとデメリットを整理してみます。
営業マンがいる伝統的なタイプ
営業マンと打ち合わせしながら、仕様を決めて、見積り取って、発注する流れです。
メリットは、営業マンがいますので、色々な要望を伝えられます。
デザインに凝りたいとか、あえて通常のサイズより大きいサイズで作りたいなど、様々な要求に対し柔軟に応えてくれるでしょう。
品質不良を発見した際も、営業マンに対し直接クレームを言う事ができます。
ちなみに、名刺だけを営業マン経由で注文すると高くつきます。
一箱(100枚入)で1,000円は軽く超えるハズです。
他に沢山の印刷物がある場合で、数百円/箱をケチりたくない場合は、営業経由で発注しても良いですね。
ちなみに、これからお付き合いのある印刷会社を探したい時は、「都道府県+印刷工業組合」でググって、そこの会員企業に電話してみるのが間違いないです。
印刷業界は苦しいので、丁寧に対応してくれると思います。
(名刺だけだと嫌がられますが…)
※印刷業界の暴露情報を知りたい方は「【オワコン】元業界関係者が印刷会社の内情を暴露!【就活生必見】」をご覧ください。
ネット通販タイプ
名刺だけを安く作りたい場合は、ネット通販一択です。
既にご説明したように、特殊な名刺でない限りは、どこで印刷して大差ありません。
そうであれば、価格が安いネット通販が良いに決まっています。
ネット通販会社は、総合型と専門型に分かれます。
総合ネット通販
総合型は、名刺に限らずいかなる印刷物も対応してくれます。
営業マンがいませんので嫌な顔をされること無く、名刺一箱からでも注文可能です。
有名ところだと、プリントネットとかグラフィックとかですね。
ちなみに、ラクスルという会社も有名ですが、ココは自社工場を持っていません。
印刷会社というよりは、ITベンチャー企業です。
ネット経由での受注サービスがメイン事業であり、実際に印刷をするのは、全国で提携している中小印刷会社です。
という事は、自社品質基準が無いので、品質がバラけるという事ですね。
まぁ、それでも誤差レベルですけど。
総合型の価格は激安です。
仕様を限定し、大量生産で対応するので価格を下げることが出来ます。
大量生産なので、仕様の柔軟性は皆無です。
品質チェックも甘めなので、この色は思っていたのと少し違うなと思ってクレームを入れても対応してくれる事は基本無いです。
洋服でいうと、「しまむら」みたいな感じですね。
専門ネット通販
専門型は、特定の印刷物に特化した会社です。
今回のケースだと、名刺に特化している会社が該当します。
総合型に比べると、注文しやすいサイト設計になっています。
また、用紙や加工の選択肢も幅広いです。
基本、中小企業が対応しますので、職人がしっかりと品質チェックしてくれます。
総合型に比べると、少しだけ価格が高いです。
注文時間帯次第ですが、リピート発注だと即日発送の会社も多いです。
洋服でいうと、「ユニクロ」で買うイメージです。
しまむらよりは、少し品質高いような感じです。
自分で作る方法もアリ
特殊な加工(金箔貼るなど)も特殊な色(金・銀・蛍光色など)も必要無い場合、オフィスにあるプリンターで印刷する方法もあります。
最近のオフィスプリンターはソコソコ品質が良いので、会社名と名前が分かればOKと言う人は自分で作るのが一番安いです。
納期も15分です!
マイクロソフトOfficeに、Publisher Documentというソフトがありますので、それで名刺のデータを作って印刷すれば、出来てしまいます。
カットは、20~30枚程度であれば、ペーパーカッターで切れば完成です。
本気出せば、カッターナイフと定規でも切れます。
たくさんの枚数を作りたい場合は、カット専用の機械も売っています。
お手軽に手でもカットできるよう、ミシン目がはいった専用紙もあります。
元業界関係者ならどこに頼むか
もし、僕が名刺を作るなら、総合型印刷通販に注文します。
急に必要になった事を考えて、引出しに自分で印刷する用の専用紙を10枚常備すれば完璧です。
僕は、名刺にまでブランディングを意識するようような業界では無いので、名刺は消耗品と割り切って、最低限の品質を確保できれば良いと判断します。
特殊な名刺を作るなら、専門印刷通販ですね。
この場合は、自分で印刷対応ができないので、多めに注文して、予備を引出しに常備しておく事になると思います。
まとめ
・とにかく安く作りたいなら、総合型の印刷通販会社へ頼む
・特殊な名刺を作りたいなら、専門型の印刷通販会社へ頼む
・注文忘れで名刺を切らさないよう、自分でも印刷できる環境を作る
お役に立てば幸いです。