転職活動のリアル ~最終面接編~
大手メーカー営業から超大手メーカー営業へ転職した30代中盤のオジサンが、転職にいたるまでのリアルな活動をお伝えします。
前回は一時面接のリアルをお話ししました。
今回は最終面接編です。
いざ最終面接
一次面接を突破すると通常は最終面接です。あと一つ乗り越えれば見事内定です!
(JTなどの超人気企業だと二次面接もあるみたいです)
最終面接の通過率は大体50%と言われています。
転職後に聞いてみると、やはり2名中1名を選ぶ面接だったそうです。
一次面接で実質1名しかいないと判断しても、お偉いさん達に選ばせるため、最低2名は通過させるそうです。
完全に当て馬ですね。サラリーマンは恐ろしいです。
面接受ける方も仕事の合間で活動するので、暇ではないのですけどね。
(会社を休むために、僕の奥さんには何度も入院していただきました! 笑)
最終面接での質問内容も定番3パターンが基本です。
どこもこのパターンなのはリクルートの洗脳でしょうか? さすが業界最大手です。
- 自己紹介、自己PR
- 職務経歴を簡単に紹介
- 退職理由、志望動機
最終面接は、役員・部長クラスが面接官であることが多いです。
そのため面接官慣れしています。
一次面接と異なり、かなり深く突っ込んだ質問がきます。
特に、現職で結果が出た理由の考察に納得性があるか、またその時はどういう感情だったかにまで質問が展開されます。
自分の中で仕事に対する芯が一本通っていないと、回答がブレて辻褄が合わなくなると思います。
また、回答に詰まるプレッシャーをかける質問もあります。(圧迫ではないですよ)
切り返し方を見ていると思います。
最後に質問を受け付けてくれますが、面接官は忙しい立場の人なので早々と切り上げられることが多いです。
過去ブログの繰り返しになりますが、一次でも最終でも仕事内容を聞ける時間は限られます。
内定後に仕事内容を質問できる場を作るよう、エージェント経由で依頼しましょう!
最終面接後は、エージェントへ結果報告をします。手応え全く無しと回答したのを覚えています。
それまで、頑張った面接は7割方通過していたため、エージェントも心配してくれました。
(7割通過は私が優秀なのではなく、上場企業で九州勤務希望者が少なかったことが理由です)
最終面接の段階で気を付けること
最終面接をいくつか受ける段階になると、内定が出始めます。
そうすると、エージェントからの追い込みがきつくなります。
エージェントも仕事でやっているので、転職者をどこかしらの企業へねじ込もうとしてきます。
僕も第一志望の会社の最終面接前に、もしダメだったら既に内定が出ている第二志望へ行く気はあるかと何度も意思確認の連絡が来ました。
ここまで来ると、担当者とは頻繁に連絡を取り合っており、信頼感も生まれていますので、第二志望でも行きますので安心して下さいと回答していました。
また、エージェント担当者も営業なので、月度内に内定が出るようなスケジュール設定を要求してきます。
その代わりに、第一志望の会社に対して内定もらえるよう強くアピールしてくれたようです。
私はどこかしらに必ず転職しようとしていたため、エージェントのねじ込み活動に乗っかっていましたが、転職迷っている方は安易な決断は禁物だと思います。
担当者の売上のために自身のキャリアを犠牲にする必要はありませんので。
最終面接を受けた企業の一例
➀超大手メーカー ※転職した会社
面接官は4人(人事部長、人事担当者、所属予定の部長、本社の企画部長)。
質問は定番質問がメイン。
回答するたびに、回答の裏付けエピソードやその時の考え方を聞いてくる。
雰囲気は穏やかでしたが、突っ込みがキツくて汗だくで何とか回答していました。
➁外資系メーカー
面接官は2名(社長と人事部長)。外資系らしく社長は外国人です。
外国人社長だからなのか、ストレートな質問が連続で飛んできます。
日系企業と異なり、人間性よりも営業マンとしての実力値を図られるような質問が多かったです。
例えばですが、「入社初日に何をする?」や「(クレーマー顧客の例を出して)どう対応するか?」など。
また、その会社の顧客セグメントを見せられ、「明日からどこを攻めるか?」という質問もありました。
僕は営業だけでなく、営業がアプローチする顧客リストの作成も業務で行っていたため何とか回答できましたが、営業マン一筋の方は回答に苦しんだと思います。
この企業は、事前に準備した想定質問集が全く役に立ちませんでした。
たまに社長さんの日本語の発音が聞き取れず、それが表情に出てしまった時はイラっとされたので、入社したら気をつけようと思いました。
まぁ、最終的には内定辞退したのですが。
最終面接の雰囲気はつかんでいただけたでしょうか。
次回は内定から退職交渉編です。
ご参考になれば幸いです。